受診が必要な病気が原因のむくみ

中には受診が必要なむくみも

中には受診が必要なむくみも

治療が必要なむくみ

立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢でいたり、疲労や睡眠不足が続いているとむくみやすくなります。一晩寝ると解消されるような一過性のものはさほど心配ありませが、中には心疾患や、肝臓、腎臓の病気、突発性浮腫や甲状腺機能の低下が原因となっていることもあります。むくみが長期間続くようであれば早めの受診をおすすめします。

肝臓や腎臓の障害によるむくみ

血液の中にはアルブミンというタンパク質が多く含まれています。アルブミンは体内に栄養素を運搬する働きの他、水分を血管に取り込んだり排出したりしながら浸透圧を調整しています。食事に含まれるタンパク質をもとに肝臓でアルブミンを生産し、腎臓でろ過され、体内を循環しています。しかし、肝臓や腎臓に何らかの障害があると、アルブミンの量が低下します。そうすると、血管内の浸透圧が低下し、血管外に水分が溜まりむくみが起こります。
肝臓の障害ではむくみが足だけなく全身に及ぶことがあります。腎臓の障害では、顔にもむくみが出ることがあります。このような症状が出たら早目にアルブミン検査を受けて、肝臓や腎臓のチェックをして病気になっていないか確認しましょう。

心不全や下肢静脈瘤が原因のむくみ

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)とは、足の静脈にある血液の逆流を防ぐ弁に何かしらの問題が生じ、血液が足に溜まりやすくなる病気です。皮膚の表面に血管がボコボコとこぶのように盛り上がってくるのが特徴的な所見です。また疲れやすくなったり、足がつりやすくなったりします。見た目に影響があるため、特に女性とっては放っておけない問題でしょう。初期なら着圧ソックスなどでの改善が期待できるため、血管外科などを受診し相談してみてください。
心不全は、心臓が血液を送るための圧力が弱くなり、血液ポンプ機能の働きが悪くなると、日常生活で息切れや動機などの症状や、心臓から離れた足では血液の循環が悪くなるためむくみなどが現れます。足のむくみが続く場合は、心筋梗塞や、動脈硬化、狭心症などの可能性もあるため、早めに受診しましょう。

妊娠が原因のむくみ

妊娠すると黄体ホルモンの働きによって体がむくむことがあります。黄体ホルモンは胎盤の形成に関わる大変重要な役割を担っており、妊娠中は通常の数倍の量が分泌されています。また、赤ちゃんに栄養や鉄分を分け与えるため、血液が薄くなり水分が多くなります。また、大きくなった子宮によって血行が妨げられるため、普段よりもむくみやすくなります。
しかし、血圧が高い場合や、ひどいむくみによって尿の量が減少した場合は、妊娠高血圧症候群の可能性もあるため、早々にかかりつけの病院に行きましょう。

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